最近は断捨離という言葉を良く見聞きするようなった。
私は30数年前の大学生の頃から、余分な物が部屋にあるのが嫌いだった。
本当に必要な物以外、あるとスッキリしない物、すぐに捨てていた。
たまに兄弟の物を捨てていしまって、大目玉を食らったことも少なからずある。
最近は捨てなくなった。
捨てることもあるが、良く考えてから捨てるようになった。
私の息子達は障害があるので、非常時の避難所生活を基本、想定していない。
そのため非常時の生活は、クルマの中と駐車場がメインになると考えている。
仮に非常時が1週間継続した場合、
水、食料、トイレ、着替え、歯磨き、衛生管理、などなど、
頭だけではイメージしきれないくらいのことの準備が必要だ。
考慮しないといけないアイテム数だけでなく、量も大事だ。
簡単に捨ててはいけない!
と最初に気がついたのが衣類。
少し古くなってゆるめになった物。
小さな穴があいたトレーナー。
くたびれた感じの靴。
家の中でなら、まだ十分着られる。
今までは新しい物を買うと、古い物は地域の資源ゴミとして出していた。
普段着ている物は非常時に量的に足りるのか?
普段着ている物は、家が倒壊した場合は使えない!
そんなことを考えて用意したのが冒頭の写真。
息子の着古した物を大きめのバックに入れて、クルマに保管。
これなら非常時に使える可能性が高くなりそうだ。
こちらは、くたびれた靴。買い換えが済んだもの。
ベッドの横に置いてある。
地震でガラスや危険物が家の中に散乱してしまった場合、
素足で歩くことは絶対に避けたい。
普段履きの靴があれば、ガラスの破片程度の物は踏んでも大丈夫だろうと思われる。
以前なら捨ててしまっていた。
普段は何の役にも立たない物。
でも、非常時には十分役に立つ物。
よ~く考えることが、非常時に困らない、お財布にも優しい、ということのようだ。