障害のある息子二人と父親一人 56才からのチャレンジ

私は1人親ですが、息子は2人とも障害者です。定年が近づき、親なきあと、を真剣に考えるようになりました。近年災害も多いので障害者の防災の準備もしています。

「迷い」と「決断」 1人親になって、働き方を変えた。

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1人親になって、生活は大きく変わった。

もうすぐ57歳になるが、平社員だ。
平社員ではあったが、仕事人間だったと思う。
子供達が寝ているうちに家を出て、寝た後に帰ってくる生活が長かった。

現在は冒頭の写真の場所、自宅のキッチンのカウンターが「デスク」となっている。
健康の事を考えて?流行にのって?スタンディングスタイルを取っていることが多い。
失礼しました。これ、迷い、決断には何の関係もありません。

今では、週5日勤務のうち、4日は在宅勤務。月次の残業はほとんど無し。
特に会議がなければ全く会社に出社しない週もある。

ちょと前までは在宅勤務ではあるが、残業も結構あった、というか自分の意思で残業していた。

 1人親になったばかりの頃

会社に出社して、みんなと一緒に仕事している時間が減ること、労働時間を減らすことが怖かった。
みんなと一緒に、同じ場所のデスクで仕事している雰囲気?を出していないと!
周りの目、が気になった。

幸い上司には恵まれていた。
途中経過を報告して、期限を守っていれて、メール、電話で連絡が取れれば、面と向かって話し合わないとだめ、というタイプの人はいなかった。

今から思えば、なんでも無いことを、とっても重要であるかのように、悩んでいたことになる。

しばらくしたら、体調を崩すときが増えてきた。

在宅勤務でも会社に出社する日でも、朝は4時半に起床して、6時半までの約2時間、仕事をするようにした。
家事と息子達の介護があるので、日中の仕事時間は減らさざるを得ない。
その分を確保しようとした。

睡眠時間といえば、5時間前後。
息子が機嫌の悪いとき、風邪を引いたりしたときなどは、もっと短くなる。

無理があったのだと思う。
3ヶ月に1回くらいの頻度で、私の体調が悪くなった。
朝起きると、頭痛、悪寒があり動くとがものすごくつらい。不思議と熱は平熱。
さすがに仕事は休んだが、家事と介護は休めない。

2日ほど会社を休むと、何もなかったように直る。
日中、寝ることが出来たからだと思う。

私の突然死は避けたい

何回か体調が悪いことを体験して、思った。
今は体調が悪くても、目が覚めている。
そのまま、目覚めなかったらどうなるか?
私自身はその時は死んでいるからどうでも良いが、息子達はどなる?

1人親になっても仕事人間でいようとした自分が、その頃から変わったように思う。

私は定年間近。私たち家族は何を優先するのか?

定年間近といっても、仕事はちゃんとやる。
でも、私の人生の中で、定年間近のステージでの優先順位は何だ?
私自身も健康で、できれば長生きして、息子達の私なきあとの道筋をしっかりつける。
気がつくのが遅いと思うが、今の私の目的がハッキリ分かった。

目的が明確になると、案外、行動が早い自分がいた。

仕事をちゃんとやるにはそれなりの時間が必要。
時間を確保するには、会社への通勤時間をなくす。
そのためには在宅勤務を増やさないと。

私の会社のルールでは、在宅勤務は一応週1日まで。
ただし、上長の承認があれば増やすことが出来る。

早速上長に相談した。
仕事の中間報告、期限を守っていればOK。
一応人事部にも、特別な事情があるので在宅勤務が多くなる旨の書類を提出すること。
で問題無しとなった。

会社でみんなと一緒に仕事しないと!
大した問題じゃない!
目的が明確になると、悩み、迷い、は吹っ切れた。

在宅勤務を増やしたので通勤時間がなくなり、朝4時半起床も必要がなくなった。

もし仮に、私が超元気人間で、体調を崩すことがなかったら?
今でも仕事人間だったのだろうか?

体調を崩すことで、人生の目的が明確になり、働き方を変える決断ができた。

大病はしたくないが、たまに体調を崩すことは良い機会?なのかも。