仕事で複数事業所の10年分のPLをシミュレーション出来るツールを、エクセルで作った。
ユーザーが自分でシミュレーションしたい事業所を選択し、売り上げ、経費を設定すると10年分のPLができあがる。
今回作成したツールは、
ユーザーが、プログラムが動いているのが見える
ようにしてみた。
今までもいくつかツールは作ったが、
計算開始ボタンを押すと、答えがポン、でおしまい。
仕事なのでシンプルさが大事、と思ってそうしていた。
Application.ScreenUpdating = False
マクロの最初の方で、呪文のようにこのコードが入っている。
個人的には、動きを見る、ことが好きだ。
エクセルのシートを追加していったり、表の数値が順次計算されていったり、プログラムが頑張ってる、という状況を見ていたい。
勿論、全部を見ようとするとプログラムの実行時間が長すぎて無駄な時間を取ってしまう。
そこで今回は、事業所の主要数値が集計される表で動きを見せることにした。
ゴールシークで答えを求める数値があるのだが、ゴールシークで答えを計算している間、関連するセルの数値が変化していく。3秒弱の時間だ。
別に計算過程で数値が変化するのを見ても、何の役にもたたない。
でも、この3秒弱の間の数値が変化する様子を見ているのは、楽しい。
先日、社内のユーザーに対して、このツールの説明会を実施した。
「担当の事業所を数カ所選んで、入力してください。」
「入力が完了したら、計算開始ボタンを押してください。」
集計表の数値が変化しながら確定してゆく。
「え~、すごいな~!」
皆さん、数値が変化していく様子を見て、驚いていただけた感じ。
何回も作業すると飽きると思うが、初回でのインパクトはあったと思う。
これからは、適度に動きが見える、エクセルツールを作ろうと思う。