3月下旬に、最高裁が成年後見人は親族が望ましい、と方針転換したという記事を読んだ。
今度は、定額だった報酬に関して業務や難易度を考慮する、となるようだ。
この情報を見てちょっと不安になった。
成年後見制度の見直しを図ることは大事だが、あれやこれや補足事項が出来て、
法律に詳しくない私に取って、今よりもっと分からない制度になるのでは?
実情に合っていない制度を、実情に合わせるように変更する。
当然のことだと思う。
将来的には成年後見制度を必要とする方は増加するばかりだ。
そうであれば、私のような法律にそんなに詳しくな人でも、
わかりやすい制度になっていてほしいと思う。
私の会社でさえも、面倒でわかりにくいことが結構ある。
基本はこれ、でも注意事項があって、この場合は補足事項を見て!
といようなマニュアルがあったりする。
できるだけシンプルにしてほしい。難しいことだと思うが。
私が勝手に考える成年後見制度の目的は、
成年後見を受ける人のクオリティー・オブ・ライフの向上だと思っている。
財産管理は、クオリティー・オブ・ライフを実現するための重要な事項ではある。
ただ、財産管理だけが目的にはならないと思う。
目的をクオリティー・オブ・ライフの向上だとすると、
実際に介護する方、区役所や行政の方、法律の専門家の方
などでチームを組んで、それぞれの専門知識をミックスしないと、
目的達成は無理のような気がする。
私のイメージでは成年後見1人に権限が集中しすぎていないだろうか、と感じる。
じゃ~、私には何が出来るのか?についても、しっかり考えないといけない。
報酬見直しの記事はこちら ↓
成年後見人の報酬、業務や難易度の考慮を 最高裁が通知(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
現在の成年後見制度、ちょっと不安になる記事はこちら ↓
「ほぼ面会に来ない」成年後見人 調査で指摘相次ぐ : 京都新聞